兼高かおるさんが死去 「兼高かおる世界の旅」で人気に

 旅行ジャーナリストの兼高かおるさんが5日に亡くなったことが9日、分かった。90歳。兼高さんはTBS系「兼高かおる世界の旅」の案内役として親しまれた。

 兼高さんを一躍有名にしたのは人気紀行番組「兼高かおる世界の旅」。1959(昭和34)年12月13日。午前10時30分からラジオ東京テレビ(現TBSテレビ)系列で兼高さんをメインキャスターに放送がスタートした。当時の番組名は「兼高かおる世界飛び歩き」で最初の訪問国はイタリアだった。

 1960(昭和35)年6月26日放送分でいったん中断し、放送再開後に「-世界の旅」に改題。以降1990(平成2)年9月30日の最終回「イギリスの庭」まで30年10カ月の間、途中からはナレーターに芥川隆行さんが加入、毎週日曜日の朝にジェット機の滑空シーンと映画「八十日間世界一周」のテーマ曲で始まり、実際に兼高さんが取材した世界各地の景勝地や遺跡などを紹介する30分間に多くの人が癒やされ、海外旅行へ思いをはせた。

 ちなみに放送回数は「世界飛び歩き」を含めて1586回。160カ国の全行程は721万キロ、1周約4万キロの地球を180周した計算になり、同番組は現在、CS・TBSチャンネルで週末の午前中に再放送されている。

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