2018年流行語はスポーツ界から豊作「eスポーツ」「奈良判定」「半端ないって」

 コロンビア戦でヘディングシュートを決める大迫
 ジャカルタ・アジア大会の「eスポーツ」の会場で、ゲームの対戦が映し出された大型モニター=8月(共同)
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 「2018ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞とトップテンが3日、発表され、年間大賞に平昌五輪で銅メダルを獲得したカーリング女子日本代表「ロコ・ソラーレ北見」の選手たちが用いた北海道弁の相づち「そだねー」が輝いた。スポーツ関連では、サッカーのW杯ロシア大会で活躍したFW大迫勇也(28)を称える「(大迫)半端ないって」、アマチュアボクシングの問題の象徴となった「奈良判定」、アジア大会でデモンストレーション競技として開催された「eスポーツ」と、計4つがトップテン入りを果たした。

 冬季五輪、サッカーW杯とビッグイベントが開催された今年は、スポーツ関連の言葉が、昨年の「0」から「4」に激増した。

 「(大迫)半端ないって」は、もともと全国高校選手権で、当時、大迫が所属する鹿児島城西と対戦した滝川二高の主将がテレビカメラの前で「あいつ半端ないって」と大迫を絶賛したことが語源。選評には西野ジャパンの前評判が低かったことに触れ「散り散りになっていた日本サポーターを再び結集させた」と、16強入りの象徴として選出された。

 一方で今年はアマチュアボクシング、アメリカンフットボール、体操などスポーツ界の不祥事も相次いだ。日本連盟の山根明前会長の出身地の選手を優位にしたという不正判定「奈良判定」は「暴力的な体質と忖度(そんたく)を合わせたスポーツ界の時代錯誤的な部分を象徴する言葉」と当然ながらネガティブな評価がつけられた。山根氏は姿を見せなかった。

 「eスポーツ」は、ゲームがスポーツとして五輪種目化が検討されている新時代の象徴として選出された。

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