日本の代表的なファッションデザイナーで、端正でエレガントな服作りで知られた芦田淳（あしだ・じゅん）さんが２０日午後９時３２分、肺炎のため東京都内の自宅で死去した。８８歳。旧朝鮮生まれ。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻友子（ともこ）さん。後日、お別れの会を開く予定。訃報を受け、ブライダルファッションデザイナーの桂由美さん、ファッションデザイナーの森英恵さんが芦田さんを悼んだ。

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　ブライダルファッションデザイナー桂由美さん　「芦田さんは日本のファッションの礎を築いた方。日本人の品位を落とさないエレガントさを根本に、デザインを続けてこられた。先生が口で言わなくても、品位ある日本の女性なら、こういう服を着なさいよと、作品を見て教えられてきた。お亡くなりになり、ショックで残念です」

　ファッションデザイナー森英恵さん　「芦田淳さんは、インターナショナルに活躍された日本人デザイナーです。突然の訃報に驚いています。残念です。日本が世界に進出していくダイナミックな時代に、頑張っていらした姿が思い出されます。長い間、日本の服飾界のために活躍されてきたことを改めて感慨深く思います」