なんでんかんでん川原氏 全盛時は120万も「味が薄い」の悪評判で…

 豚骨ラーメンブームの火付け役となった「なんでんかんでん」の川原ひろし氏が18日、フジテレビ系「ノンストップ!」のインタビューに応じ、絶頂期には一晩で120万円も稼ぐ大人気ぶりだったことを振り返った。

 川原氏は90年代に都内に豚骨ラーメン「なんでんかんでん」を開店。環七沿いにあった同店は夜な夜な行列が出来、車も渋滞するなど一大ブームを巻き起こした。川原氏は「1日120万円とか100万円とか。それも夜だけ。(店は)10坪もない。すごかった。夢みたい」と当時の繁盛振りを振り返った。

 大金が手に入り「僕、こんな性格だから、道で声掛けてくると皆一緒に飲みに行こうって。最後80人ぐらいになって、100万円ぐらいになったこともある」と懐かしそうに振り返った。

 更に川原氏を有名にしたのが、01年から04年まで日本テレビ系で放送された「マネーの虎」。起業家志望の人達の熱意を聞き、賛同すれば軍資金を提供するという番組で川原氏は審査員として活躍した。

 だが、栄枯盛衰。じょじょに客足が遠のくように。他のラーメン店のレベルも上がり「味が薄くなったとか、そういう悪い評判もあった」として6年前に25年営業した店を閉めることになった。

 この時点で負債は「なんもかんもいれれば4~5億円」と莫大な金額に。だが「どうにかなるわ。1回もマイナス思考に考えたことない。お金ゼロになってもどうにかなるという考え」と根っからのポジティブシンキングで、17年やっている催眠術のショーを行ったり、接客の講演会などを行っていたという。

 そんな時に、なんでんかんでんのファンだったという起業家からもう一度やらないかと打診があり、今年、高円寺に6年ぶりになんでんかんでんを復活させた。「チャンスを頂いた。よし、という感じ。今の知名度もラーメンがきっかけ。ラーメンから卒業しようという気持ちはなかった」とやる気満々。「前より豚の頭の比率を多くした」という新スープで再起を期する。

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