泉谷しげる、自身プロデュースの駅弁に太鼓判…「名前貸し弁当」を批判し

真剣な表情で弁当を試食する泉谷しげる=都内
プロデュースした駅弁の発表会見に出席した泉谷しげる=都内
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 歌手で俳優の泉谷しげる(70)が3日、都内で、自身がプロデュースした駅弁「驛~泉谷しげる 福島応援弁当」(1200円)の発表&試食会に出席した。

 2011年の東日本大震災発生以来、積極的に福島県の復興支援に取り組んできた泉谷。自他ともに認める駅弁ファンで、「移動では必ず食べる。ないとすぐ機嫌が悪くなる」という。今回は郡山市の弁当店「福豆屋」とのコラボで、地元産の食材を使った弁当をプロデュースした。

 「名前貸し弁当みたいなのがあって、見させてもらったけど、ひどいですわ。お前何もやってないだろうと、ああいうのはダメですよ」と言い放つだけに、自ら郡山へ足を運んで食材や調理法を吟味。米は郡山のブランド米「あさか舞」を使用し、豚肉は「麓山高原豚」、鶏肉は「伊達鶏」。さらに同県産の牛肉煮やいわき市名産のめひかり唐揚げと、これでもかとばかり福島の美味を詰め込んだ。

 画家としても活動する泉谷は、パッケージも手作りだ。「写真は使えないって言うし、思い切って字だけにしようと」と、「驛」の一文字をデザイン。「昔の字を使って、懐かしい感じというか、郷愁が出るように」と、あえて旧字体を選択した。駅弁は平積みで売られるため、どこから見ても字が浮かび上がるよう、トリックアート風の工夫も施し、「そこができたことが、自分がデザイナーとして大丈夫だなと思った」と自画自賛した。

 今回の企画について「駅弁自体は好きだからありがたかったんだけど、タレントの名前が付いた弁当を食いたいか?って言ったらなあ…。俺の名前が必要か?と。シークレットでやりたかったんだよね」と逡巡もあったというが、試食会では「うん、いけるいける。看板に偽りなし、だな」とニヤリ。「2011年からずっと福島とはお付き合いが長いので、何かできたらいいなと。これは救済弁当ではないですけど、福島のおいしさという物をどんな形でもいいから伝えていきたい」と思いを語った。

 同商品は6、7日に東京・日比谷公園で行われる「鉄道フェスティバル」で先行販売され、後に福島県内での発売を予定しているという。

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