吉澤ひとみ被告 保釈も…顔やつれ表情うつろ 「なぜ逃げた?」に無言

 6日に都内で酒気帯び運転してひき逃げし、2人に軽傷を負わせたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反の罪で逮捕、起訴されていた、「モーニング娘。」の元メンバーでタレントの吉澤ひとみ被告(33)が27日夕方、勾留先の警視庁原宿署から保釈された。

 東京地裁が保釈を認める決定を出し、保釈保証金300万円を現金で納付した。署内から姿を見せた吉澤被告は、報道陣の前まで歩き、「このたびは申し訳ありませんでした」と頭を下げた。今後の裁判での発言が注目される。

 元国民的アイドルは、憔悴しきった姿で20日ぶりに姿を見せた。白のブラウスに黒のタイトスカート姿で原宿署の通用口から出てきた吉澤被告は、名前の由来になった大きな瞳を時折伏せながら、20メートルほど歩き、待ち構えていた約200人の報道陣の前へ。顔は若干やつれ、うつろな表情だった。

 立ち止まって約7秒間、深々と頭を下げると、そのまま言葉を探すように数秒、立ちすくんだ。そして意を決したように「深くお詫び申し上げます」「この度は、誠に申し訳ありませんでした」などと謝罪。目に涙を浮かべながら、再び7秒ほど深く頭を下げ、迎えの車に乗り込んだ。関係者によると、検査等のため病院に向かったという。

 原宿署前には報道陣以外にファンも集結。吉澤被告に向け「頑張れ!」という女性や、舞台への出演を願う男性の声が響いた。報道陣からは「なぜ逃げたのですか?」などと質問が飛んだが、回答はなかった。

 吉澤被告は、東京都中野区で今月6日朝、酒気帯びで車を運転し、法定速度約20キロ超えの時速86キロで交差点に進入。自転車に乗っていた女性をはねた上、女性が接触した男性にもけがをさせて走り去った。呼気検査では基準値の約4倍のアルコールが検出された。吉澤被告は前夜に缶チューハイ3本のほか、焼酎のソーダ割り2杯を飲んだと供述。ドライブレコーダーには、「やばい」とつぶやく声が録音されていた。

 所属事務所は今後、吉澤被告と面談の上、今後の対応を決定する見込み。契約解除を含め、厳しい対応になるとみられる。

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