吉澤ひとみ被告が保釈 7秒ほど頭を下げ謝罪「深くお詫び」、目に涙を浮かべる

 6日に東京都内で酒気帯び運転をしてひき逃げし、2人に軽傷を負わせたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反の罪で逮捕、起訴されていた「モーニング娘。」の元メンバーでタレントの吉澤ひとみ被告(33)が27日、勾留されていた警視庁原宿署から保釈された。

 吉澤被告は午後5時半ごろに原宿署の職員通用口から姿を現した。約3週間ぶりとなる。以前に比べて頬がこけたようにも見えた。真っ白のシャツに黒のタイトスカートというシンプルな服装。報道陣に向かって歩き、7秒ほど頭を下げた。「深くお詫び致します」「この度は誠に申し訳ありませんでした」などと、聞き取りにくいか細い声で謝罪の言葉を口にした。目にはうっすら涙が浮かんでいた。

 その後、吉澤被告は用意された黒いバンに乗り込み、同署を後にした。

 吉澤被告は保釈保証金300万円を納付した。

 起訴状によると、吉澤被告は、東京都中野区で今月6日朝、酒気帯びの状態で乗用車を運転し、赤信号を無視して法定速度の60キロを約20キロ超える時速86キロで交差点に進入。自転車に乗っていた女性をはねてけがを負わせたほか、女性が接触した男性にもけがをさせて走り去ったとしている。地検は認否を明らかにしていない。

 捜査関係者によると、吉澤被告は事故の約15分後に自ら110番し、現場に戻った。呼気検査で基準値の約4倍に当たるアルコールが検出された。吉澤被告は、前夜に自宅で缶チューハイ3缶や焼酎のソーダ割2杯を飲んだと供述している。

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