乙武氏、新潮45に怒り心頭「悔しくて眠れない」 LGBTの人達へ「味方はいるから」

 作家の乙武洋匡氏が20日、ツイッターを更新し、18日に発売された「新潮45」10月号でLGBTを生産性がないなどした杉田水脈議員の論文を擁護する記事が掲載されたことに激怒。「悔しくて眠れそうにない」とつぶやき、LGBTの人達へ「孤独になんかさせない。味方はいるから」と呼び掛けた。

 「新潮45」10月号では、杉田水脈議員の論文を擁護する記事が掲載されたことからネットが大荒れに。新潮社内部でも、同誌に対する批判をリツイートする公式アカウントが登場するなど、社内でも“争い”が起こっていた。

 乙武氏はこの記事を「ヘイト」と断言。「悔しくて眠れそうにない。人生で初めて、神楽坂の社屋の前でハンガーストライキでもしてやろうかと考えたほどだ」と怒り心頭。

 だが「冷静に」なったことで「糾弾よりも真っ先にしなければならないのは、今回の記事で傷ついた方々の気持ちに寄り添うことだと気づかされた」ともつぶやき、LGBTの人達へ「当事者としての痛みや苦しみは共有できないけれど、いつでも心を寄せています。少しでも共有したいと思っています。どうか仲間でいさせてください」と呼び掛けた。

 乙武氏は、以前、杉田議員が論文を発表した際に「悔しい」とつぶやいたところ「早速週刊新潮が『あいつはまだ政治家にでもなりたいのか』と茶化した記事を書いてきた」と新潮社をチクリ。

 「もう、何を書かれても、どう批判されても、どうでもいい」ともつぶやき「今回の記事で傷ついた人々にどうしても伝えたいだけ。決して社会で孤立なんてさせない。孤独になんてさせない。味方はいるから。ここにいるから」と、LGBTの人達に力強く訴えていた。

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