クミコ 樹木希林さん追悼…BSで共演「昭和はこうして消えていく」
歌手のクミコ(63)が17日、公式ブログを更新し、15日に75歳で死去した女優の樹木希林さんを悼んでいる。
クミコは「みんなちゃぶ台に座っていた」と題した投稿で、「樹木希林さんとは、一回だけお会いしたことがある。ずいぶん前のことで、たしか、BSの番組だった。昭和をテーマに、いろいろな方々のトークで構成されていたと記憶している」と、樹木さんとの共演歴を説明。
「希林さんの楽屋にご挨拶にうかがうと、日常着のような和服でそろりと出ていらして、丁寧なご挨拶を受けた。やはり『ただもの』ではないなあと思った。なんのお化粧もなく、お一人でただそこにおられるのに、なにか違う。トロリとしている。上等のなめし皮のような感じだ。何も足さず、何も引かず、ただその人がそこにいる。後にも先にも、こういう雰囲気のかたは初めてだった」と、樹木さんの印象を振り返った。
同番組には歌手の西城秀樹さん、脚本家の市川森一さんも出演していたが、樹木さん、西城さん、市川さんが故人となった。
クミコは「その番組では、ちゃぶ台を囲んでお話をした。ちゃぶ台のあっちもこっちも、座っていた方々が、次々にいなくなってしまった。昭和は、こうして消えていく」と悲しんでいる。