結木滉星 魅せるぞ!真っ赤な情熱 根っからの戦隊好き「ヒーローになりたい」

 俳優の結木滉星=こうせい=(23)が、戦隊シリーズ最新作となるテレビ朝日系「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」(日曜、前9・30)で熱血漢のパトレン1号を演じている。仮面ライダーと同時上映される夏恒例の劇場版も公開中。初めて2つの戦隊が登場する異色作で“赤レンジャー”の1人を熱演する新鋭に迫った。

 灼熱(しゃくねつ)の東映スタジオの一室に涼しい顔でやってきた。スタッフが汗だくの中、結木は「汗かかない方なんですよ」とニヤリ。劇中では熱血警察官を演じているが、素顔はなんとも爽やかだ。

 高校1年生のとき、友達と3人で原宿を歩いているところをスカウトされた。「その日、2人にスカウトされたんですが、1人目は多分、詐欺でした」と笑い、2人目に声をかけられたのが現在の事務所だった。

 幼稚園からボールを追いかけてきたサッカー少年。「モテたいと思って」と芸能界に飛び込み、舞台を中心に活動してきたが、もともと小学校の卒業アルバムに「ヒーローになりたい」と書いていた戦隊好きだった。

 これまでも戦隊オーディションを受けてきたが落選。年齢的にラストチャンスと位置づけた「ルパパト」のオーディション前には、当時の仕事をすべて白紙にして背水の陣を敷いた。

 毎回、同じ赤い服で乗り込む気合の入れようで「思いが出過ぎて、周りの人は『怖い』と思ってたみたい。自分でも分かるくらい目つきが相当悪かったです。みなぎってました」と苦笑いする。

 レンジャーが2チーム存在する初のダブル戦隊とは聞いていなかったため、のちにルパンレッドに決まる伊藤あさひ(18)を3次審査で見たとき「直感で『あ、レッドはこの子だ』と思って、次の演技からブルー寄りにクールにしました」と、なりふり構わず。合格を知らされ「ほっとしました。仕事がなかったので」と執念を実らせた。

 劇場版では「警察」と「快盗」に新たな勢力「探偵」が登場し、三つどもえ戦を展開。敵対し合ってきたパトレン1号とルパンレッドの“レッド”2人が異世界に飛ばされ、協力して苦境を乗り越えていく。

 役作りで筋トレに励み、ベンチプレスが30キロから最高70キロまで上がるようになった努力家は「子供にいつ見られてもいいように丁寧に生きてます。お手本になるように」とヒーロー道を歩んでいる。

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