俳優の東出昌大（３０）が８日、都内で、主演映画「寝ても覚めても」の上映後ティーチインイベントを、同作のメガホンを取った濱口竜介監督とともに行った。

　東出が１人２役で演じる。まったく同じ顔で性格が異なる２人の男性が、１人の女性をめぐって巻き起こす恋愛劇。観客から、同じような顔の人物に会ったことがあるかと問われた東出は「『この間あそこ歩いてたでしょ？』と言われることがよくあるので、ドッペルゲンガーはいるらしいんです」と驚きの発言。「でも、ドッペルゲンガーは会ったら死ぬっていうんで、怖いですね」と苦笑いした。

　東出はこの日、観客と一緒に客席で観覧。作品を見た東出は「今日で３回目なんですが、３回目の今日が一番響いちゃって、つくづく自分は凡人だと思いました」とジョーク混じりに語り、「３回見て、本当に傑作だと思いました」と胸を張った。