舘ひろし 健さん以来日本人19年ぶり最優秀男優賞「今あるのは渡のおかげ」

 笑顔で会見する舘ひろし=東京都中央区の東映本社
 映画「終わった人」の一場面。舘ひろし(左)と妻役の黒木瞳=(C)2018「終わった人」製作委員会
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 俳優の舘ひろし(68)が、3日(日本時間4日)に行われた世界七大映画祭の一つ「第42回モントリオール世界映画祭」で最優秀男優賞を受賞した。

 主演映画「終わった人」(中田秀夫監督)の演技が評価された。日本人の最優秀男優賞は1999年に故・高倉健さんが「鉄道員(ぽっぽや)」で受賞して以来19年ぶり。また、木村大作監督(79)がメガホンを取り、V6・岡田准一(37)が主演した「散り椿」(28日公開)が、最高賞に次ぐ「審査員特別グランプリ」を受賞した。舘と木村監督はこの日それぞれ都内で会見し、喜びを語った。

 戸惑いながらの緊急会見だった。定年後に時間を持て余す冴えない元エリート役での受賞。演技に自信がないと公言する舘は、この日午前に関係者から報告を受けた。「一番信じてないのが自分の芝居で、最優秀男優賞をいただけると思ったことなんて、俳優を43年やってますが、1度もなくて。本当なのかなという気持ちと、どうなってるのかなというのが正直なところ」と心境を明かした。

 病床の渡哲也(76)からは祝福の電話があった。「『おい、お前、良かったな』と言われまして。うれしかったです」と明かし、「石原(裕次郎)さんも映画で賞を取ったと聞いたら喜んでくれると思う」と笑顔を見せた。

 これまで賞に興味がなかったというが、実感が湧くと、渡への思いがあふれた。「俳優として、今あるのは渡のおかげ。あの人だけが『ひろし、お前には華がある』って言ってくれた。その一言だけでやってきてる」と感謝した。

 また、受賞祝いには裕次郎さんの高級愛車メルセデスベンツ300SLガルウイングをまたも希望。これまで石原まき子夫人(85)に却下されていたが、まき子夫人からの「お祝いしなきゃ」という言葉を伝え聞くと、「『ガ』をお願いします」と再び依頼した。

 受賞効果で8日から東京・丸の内TOEIで作品の凱旋上映が決定した。トロフィーは約1週間後に現地から届く予定で、舘は「トロフィーを(石原さん宅のある)成城か総持寺(の墓前)に持っていこうかなと思う」と裕次郎さんへの報告を誓った。

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