菅井きんさん死去 大腿骨骨折も週1度のリハビリ励む 4年前テレビ出演で告白
女優の菅井きん(本名佐藤キミ子)さんが10日、都内で亡くなったことが23日、分かった。92歳。東京都出身。必殺仕事人シリーズの名脇役などで活躍した。
菅井さんは最近はメディアなどからは遠ざかっていたが、14年に放送されたフジテレビ系「ノンストップ!」で都内の特別養護老人ホームで暮らす日常を公開していた。
菅井さんは10年に自宅で転倒し、大腿骨を骨折して以来、自分の足では歩けなくなったといい普段はベッドに横たわっていると告白。それでも「足が丈夫になって動物園に行けるようになれば」と毎週1回、1時間はリハビリを行っている日常も明かしていた。
当時、女性週刊誌に「認知症」などと報じられたことにも猛反発。「腹が立ちました。弱い者いじめだと思って」と立腹コメントも発し、以来、車イスで外出するなど積極的に外に出る生活を送っていたという。
ただ女優復帰については「もう女優じゃないです。無理ですもん」と寂しそうに語っていた。