同性愛公表のキャンベル氏、カミングアウトして「空気が少し軽くなった」

 同性愛者であることを公表した日本文学研究者のロバート・キャンベル氏が21日、日本テレビ系「スッキリ」で、公表から1週間経過した今の心境を赤裸々に語った。

 キャンベル氏は公表から1週間経過した今の心境に「いつもと同じ。だけれど、空気が少し軽くなった」とフリップに書き込んだ。

 当初は、公表したことで「『キャンベル ゲイ公表 議員を批判』というのが新聞の見出しに踊っていた」といい、「主眼はそこじゃない、違和感があった」と戸惑いもあったという。

 だが、公表から2、3日経過して、キャンベル氏のブログなどに多くのメッセージが届き始めたという。その中にはLGBTや周囲にLGBTの人がいる、という人以外にも、シングルマザーや障がいを持つ人からも「勇気をもらった」というメッセージが届いたことに「ちょっとやだな、と思ってたのを反省した。ストレートにぼくはこういう部分を持っていると言うのは、力を持っているという事を実感した」とも振り返った。

 カミングアウトしたことについては「良かった」と断言。ただ公表しなくてもいいと考えている人もいることに「ポテンシャルを妨げている、できることを出来なくさせている生きづらさを実感している」とも語り、カミングアウトさせない雰囲気があることから、LGBTの人たちの能力などを生かせない現状も実感しているとした。

 キャンベル氏自身、カミングアウトしたことによる周囲の反応について「いやなことは何も無かった」。近所の人達もいつも通りの会釈をしながら、「(ブログを)読みましたよ」と声をかけてくれるといい、ゴミ出しをしても、ジムにいっても「普通に接してくれる」と語った。「でも、僕は失うものが比較的少ない。地位も安定しているし。でも10代、20代の人はそうじゃない、悩むかも知れない」と、若い世代にはまた別の事情があると慮った。

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