一条貫太 流しに挑戦 現役大学生演歌歌手「原点、勉強に」

 ギターを持ち、辰巳新道を歩く一条貫太
 居酒屋での弾き語りでデビュー曲を披露する(左から3人目)=東京・門前仲町(撮影・西岡正)
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 今年3月にデビューした現役大学生演歌歌手・一条貫太(21)が、演歌の道を極める修業の一環として、このほど東京・門前仲町の昭和が色濃く残る飲み屋街「辰巳新道」で流しに挑戦した。

 大御所の北島三郎(81)や渥美二郎(66)もデビュー前に流しとして活動し、昭和の酒場で腕を磨いた。「平成生まれの昭和なボイス!!」がキャッチフレーズの一条も、「偉大な先輩たちが経験したデビュー前の土台を知ることは、新人の自分には勉強になる」と、自ら希望し挑戦することになった。

 トレードマークのGジャン&Gパン姿で、母が愛用していたギターを手に登場。のれんをくぐりあいさつし、「まずは1曲聴いてください」と「ギター仁義」(北島三郎)を、続いて「かえり船」(田端義夫)を熱唱。さらに「あなたの曲も歌って」とのリクエストで、デビュー曲「ふたりの始発駅」と、すべて弾き語りで披露した。

 居合わせたお客さんの中にはノスタルジーを感じ、グラスを傾けながら聴き入る人も。数軒回ったが、どの店でも温かい拍手と激励の言葉をもらった。

 一条は「目の前の1人ずつに歌をお届けするという歌手の原点は勉強になった。この心がけでより多くの方に歌を届けて、勇気づけ、支えになる歌い手になりたい」と、つかんだ手応えをもとに飛躍を誓った。

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