日傘男子どうですか?連日の酷暑で男性用の販売数が急増 例年にない売れ行き

 日本列島は25日、高気圧に覆われ、山口市で38・8度を観測するなど西日本を中心に気温が上昇した。連日の記録的な猛暑を受け、各地の学校や教育委員会でプールの使用を中止する動きが広がっている。水温やプールサイドの気温が上がり、子どもが熱中症になることを避けるためだ。また男性用の日傘の販売数が急増し、「日傘男子」という言葉がネット上で躍るなど、“酷暑余波”が全国に広がっている。

 日傘といえば、女性用アイテムというイメージがあったが、今夏は男性用の販売数が急増している。

 傘のネット販売店「心斎橋みや竹」(大阪市西成区)の店主宮武和広さん(59)は「今年は猛暑のせいか、例年にない売れ行きだ」と驚く。伊勢丹新宿店のメンズ館でも、6~7月の売り上げが昨年の約2・2倍に急増。晴雨兼用の折りたたみ式が人気で、夫に頼まれた女性が買いに来ることが多いという。担当者は「連日の酷暑が、日傘を使うことへの抵抗感を取り払ったのでは」と話す。

 23日に熊谷市が国内観測史上最高の41・1度を記録するなど厳しい日差しが照り付ける埼玉県では昨年、県庁職員が「日傘男子広め隊」を発足。通勤時などに日傘を活用している。男性用を巡っては、環境省が2011年、クールビズと日傘の併用で熱ストレスを約20%低減できるとする調査結果を公表し、普及が必要と言及。13年には「日傘男子」が流行語大賞にノミネートされた。

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