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高見沢俊彦 古希で3000回ライブ! 初小説大ヒット、執筆活動で新境地

 「音叉」で小説家デビューした高見沢俊彦=都内
 「音叉」で小説家デビューした高見沢俊彦=都内
 「薔薇と月と太陽~The Legend of Versailles」ジャケット
 「音叉」の表紙
4枚4枚

 ロックバンドTHE ALFEEの高見沢俊彦(64)が、13日に発売したデビュー小説「音叉」が、重版がかかる売れ行きを見せている。

 25日には、Takamiy(タカミー)名義で、ソロシングル「薔薇と月と太陽~The Legend of Versailles」をリリース。還暦を超えて、精力的な活動を見せる“永遠の王子様”の目標は「古希で3000回ライブを行うこと」と明かした。

 初小説が売れている。学生運動が落ち着いた1970年代初頭の音楽を志す若者たちを描いた。

 「4年前に『オール読物』でエッセーを書いたら、編集長から『次は小説で』とオファーがあった。それまで書いたことなかったけど、秘かに小説家への憧れはあった」

 教師の父と読書家の兄の書庫が遊び場だった。高見沢少年もドストエフスキー、サルトル、カミュから萩原朔太郎、佐藤春夫まで、洋の東西を問わず、文学に触れた。「いつか、小説を書きたい」という思いがあり、還暦の挑戦に取り組んだ。

 「完成まで半年以上かかった。楽屋や移動の新幹線でも書きました。思いついたらiPhoneに書き留めた」

 ページをめくる度に、クイーン、レッド・ツェッペリン、ピンク・フロイドなど、当時来日公演を行ったグループが登場。登場人物の感情をギターのコードで表現する。ミュージシャンらしさが随所にのぞく、音が聴こえる小説が誕生した。

 「深層心理の心の動きをどう表すかといったときに、音楽用語を使えば分かりやすいかなと。音楽をやってきたので、読みやすいリズム感は意識した。それでも演奏シーンといった実際の音楽を言葉にするのは難しかった。自分が演奏する方が早いって思ったよ」

 小説執筆は、本業の音楽活動にも影響をもたらした。

 「新曲の歌詞書くのが、ものすごく新鮮だった。文字がこんなに少なくて済む。でも説明するの大変だと感じた。音楽の場合はメロディーがあるから、余計なディテールはいらない。今までは曲先で作ってきたけど、この曲は曲と詞がほぼ同時にできてきた」

 今年でグループ結成45周年。キャリアを重ねても、新しいものへの好奇心は尽きることがない。

 「音楽の世界は、古いものが新しいものに凌駕される世界。45年やったからって権威なんてない。大事なのは現役でいること。ポリシーは“今を生きる”」

 だからこそ、ライブのステージに立つことにこだわる。毎年、春と秋に30本の公演を行う。THE ALFEEの通算ライブ数は2690本を積み重ねてきた。

 「順調にいけば、3000本を迎えるのが古希の年。そこまでいけば、別の景色が見えると思うんだよね」

 張りのある肌に、シェイプされたスタイル。ツヤのあるウェーブのかかった髪から、「古希」という言葉に現実味がない。若さの秘けつを聞くと「パブリックイメージの高見沢俊彦に自分を近づけること。そうすれば、本質が見えなくなって、ミステリアスな存在になれる」と話し、笑った。

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