直木賞に島本理生氏の「ファーストラヴ」 2回目のノミネートで受賞

 第159回直木三十五賞が18日、日本文学振興会(中部嘉人理事長)から発表され、島本理生氏の「ファーストラヴ」(文藝春秋刊)が受賞した。島本氏は2回目のノミネートでの受賞。芥川賞にも4回ノミネートされている。

 「ファーストラヴ」は、就活中の女子大生が起こした父親の刺殺事件を通して、「家族」という名の迷宮を描く長編。

 島本氏は1983年生まれ、東京都板橋区出身。立教大文学部日本文学科中退。都立新宿山吹高在学中の2001年に「シルエット」で第44回群像新人文学賞の優秀作を受賞し、デビューした。

 02年「リトル・バイ・リトル」で初めて芥川賞にノミネートされ、第25回野間文芸新人賞。10年「アンダスタンド・メイビー」で初めて直木賞にノミネートされた。14年「Red」で第21回島清恋愛文学賞受賞。05年「ナラタージュ」は、嵐・松本潤の主演で17年に映画化されている。

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