朝日放送テレビ社長 ドラマ「幸色のワンルーム」に批判上がるも「やるべきだ」
朝日放送テレビの山本晋也社長(61)が10日、大阪市内の同局で会見を行い、同局が制作するドラマ「幸色(さちいろ)のワンルーム」(日曜、後11・35)に、「実際に起こった誘拐事件を肯定的に描いているのでは」との批判が上がっていることに「このドラマはやるべきだと思っている」と語った。
ドラマの同名原作漫画は、中学2年の少女が、声をかけてきた男性と一緒に暮らしていくという内容。その中で感じる「幸せ」も描いている。系列のテレビ朝日が「総合的な判断」として放送を取りやめる判断をしている。
山本社長は、いじめや虐待などの「時代の置かれている問題」を描いていると話し、「世の中に置かれている矛盾や、今、置かれている状況をしっかり見せようと、世の中に問い掛ける意味も含めて判断致しました」と説明。テレ朝の判断については「番組販売で買うかという判断ですので、私の方からコメントする立場にはありません」とした。