羽生棋聖 タイトル獲得数100期王手 棋聖戦2勝2敗のタイに 最終局は17日
将棋の第89期棋聖戦5番勝負の第4局は10日、新潟市で指され、先手の羽生善治棋聖(47)が133手で挑戦者の豊島将之八段(28)を破り、対戦成績を2勝2敗のタイとし、決着を最終局に持ち込んだ。羽生棋聖が第5局で勝てば、タイトル獲得数が前人未到の通算100期となる。
羽生棋聖は昨年12月、竜王を奪取して初の永世七冠を達成。自身の持つ通算タイトル獲得記録を99期に更新、夢の大台にあと1期とした。第一人者の快挙なるかに注目が集まっている。
終局後、羽生棋聖は「次は最終局なので、悔いが残らないよう思い切り指したい」と話した。豊島八段は初タイトルが懸かる。第5局は17日に、東京都千代田区で行われる。