藤井七段 タイトル初挑戦“王手”ならず「王座戦」挑戦者決定T準決勝で敗退

 最年少棋士の藤井聡太七段(15)が6日、大阪市の関西将棋会館で行われた王座戦挑戦者決定トーナメントの準決勝で斎藤慎太郎七段(25)に敗れた。中村太地王座(30)への挑戦者を決める決定戦まであと1勝と迫ったが及ばなかった。

 タイトル挑戦の最年少記録は屋敷伸之九段(46)が持つ17歳10カ月。記録の更新も期待されていたが、最もタイトル挑戦に近かった王座戦の敗退が決まった。対局後、藤井七段は「ここで敗れたのは自分の力不足ですけど、収穫もあった。また、それを力に頑張りたい」と落胆した様子で語った。先月末には竜王戦でも本戦で敗れており、年内にタイトル挑戦者となる可能性が残るのは棋王戦のみになった。

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