西野ジャパン 午前3時以降“未明枠”今世紀1位 瞬間最高視聴率42・6%

 日本代表がベルギーに2-3で惜敗したW杯決勝トーナメントの試合を放送した2日深夜のNHKの中継が番組平均30・8%と異例の高さだったことが3日、分かった。各地でパブリックビューイング(PV)も行われ、東京・スターライズタワーのPVには平日の午前3時開始にもかかわらず、満席の450人が集結。声を枯らし応援した。一方、日本代表の試合後に毎回大騒ぎとなる渋谷スクランブル交差点、大阪・道頓堀は大きな混乱はなし。強豪を追い詰めた日本代表の健闘を誰もがたたえた。(数字はビデオリサーチ日報データに基づくデイリースポーツ集計)

 NHK総合が中継した「日本-ベルギー戦」の平均視聴率が関東地区で30・8%、瞬間最高42・6%を記録した。ビデオリサーチが発表した。試合はNHK総合が午前2時45分から午前5時まで中継。この時間帯放送の番組としては驚異的な数字が計測され、今世紀、午前3時以降の未明から早朝にかけて放送された全テレビ番組で1位の記録となった。

 NHKは独自集計として、前半の平均視聴率が25・6%、後半が同36・4%だったと発表した。

 試合は0-0で折り返した後半早々、日本がMF原口元気選手(27)、MF乾貴士選手(30)が連続ゴールを決め2点先行。日本が3度目挑戦で初の8強への扉を開きかけたが、まさかの逆転敗戦で夢はついえた。

 通常、午前3時から同5時の時間帯の視聴率は各局とも1%未満~2%台の数字。NHKが中継した時間帯の前4週平均も1・6%だったが、最後まで目が離せない試合展開もあって、高視聴率に。瞬間最高視聴率はベルギーが決勝ゴールを決めた午前4時51分、42・6%を記録した。

 今世紀の午前3時以降の番組は、2010年・W杯「日本-デンマーク」(日本テレビ)が午前3時から同5時の未明枠で記録した30・5%(午前5時以降の早朝枠では40・9%)が最高だったが、記録更新となった。

 なお関西地区は平均28・3%、瞬間最高37・5%だった。

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