大野拓朗“ゲス”男に ドタバタ愛憎ドラマで新境地 夏帆も太鼓判「ぴったり」

 俳優の大野拓朗(29)が、7月にテレビ大阪とBSジャパンで新設される連ドラ枠の第1弾作品に主演することが19日、分かった。大野が主演するのは「グッド・バイ」(7月14日スタート。土曜、BSジャパンは深夜0・00、テレビ大阪系は深夜0・56)で、太宰治の遺作小説「グッド・バイ」を原案とした羽生生純氏の同名漫画が原作。過去の愛人関係を次々と清算しようとする“ゲス”男を演じる大野は「皆さんをとりこにするドラマにしたい」と意気込みを語った。

 太宰治の遺作となった“ゲス”な男女の物語がドラマ化される。

 テレビ大阪とBSジャパンが新設した土曜深夜の連続ドラマ枠の第1弾。大野演じるゲスなモテ男・田島毛収が、太宰の小説「グッド・バイ」を教科書として、過去の愛人関係を清算していくドタバタ愛憎劇。太宰流のユーモアを現代によみがえらせた変調コメディー作だ。

 大野は以前から原作漫画のファンだったといい、「役者にとって、大好きな作品に出演できる喜びとプレッシャーは計り知れないものがあり、そして運命を感じます」と気合十分。「太宰治さんが70年前に書いていた『グッド・バイ』のように、皆さんをとりこにするドラマにしたいとワクワクもします」と意気込んだ。

 ひょんなことから田島毛の妻として振る舞い、愛人の清算に振り回される、高校時代の先輩・別所文代役は女優の夏帆(26)。「田島毛は本当にだらしない男ですが、憎めない母性本能をくすぐられるような愛らしい魅力のある人物」と話し、「大野さんにぴったりなんじゃないかな」とちゃめっ気たっぷりに笑った。

 2人は初共演となるが、大野は「作品のストーリー同様に、夏帆さんの胸を借りて、助けてもらいながら、日本をワサワサさせる作品にしていきたいです」と力を込めた。

 芸人役で人気に火が付いたNHK朝ドラ「わろてんか」とは全く違う、新しい顔を見せてくれそうだ。

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