紀州のドン・ファン 愛犬埋葬の自宅庭を捜索 妻の様子は「普通でした」と知人

 野崎幸助さんの自宅に入る捜査員=7日午後、和歌山県田辺市
野崎幸助さんの自宅を後にし、報道陣から質問を受ける関係者(中央)=和歌山県内
 庭の捜索が行われた資産家宅=7日午前、和歌山県田辺市
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 和歌山県警は7日、“紀州のドン・ファン”こと資産家の野崎幸助さん(77)が5月24日に自宅で死亡した事件に絡み、5月に死んだ野崎さんの飼い犬の死因などを調べるため埋葬されている自宅庭を捜索した。

 この日は、午前8時頃から捜査員が野崎さんの自宅に入った。自宅周辺への立ち入りも規制されたが、午後1時半前には、警察関係者が同所を後にした。

 捜索には、野崎さんの妻も立ち会ったと見られるが、自宅のインターホンを鳴らしても対応はしなかった。捜索後に自宅に入った野崎さんの知人は、この日の妻の様子について「普通でしたよ」と説明。妻とは話をしていないと強調した上で、妻が今後も和歌山に滞在するかは「(四十九日までは)おると思いますけどね、僕は。よく分からないです」と答え、足早に立ち去った。

 この日は、報道陣がテレビや新聞、雑誌各社100人以上が詰めかけ、地元のタクシー運転手も「これだけの報道陣は珍しい」。「毎日、報道関係者を乗せている」と話し、「和歌山市の毒物カレー事件のとき以来ではないか」と自身の経験を交えて語った。また、報道の空撮用のヘリも飛び交い、近隣住民も「きょうはすごいですね」と捜査の行方に注目していた。

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