紀州のドン・ファン野崎幸助さん 死因は急性覚醒剤中毒

 野崎幸助さんの著書「紀州のドン・ファン」
 野崎幸助さんの著書「紀州のドン・ファン」
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 和歌山県田辺市の自宅で5月に急死した、資産家で“紀州のドン・ファン”こと酒類販売会社社長野崎幸助さん(77)の死因について、和歌山県警は6日、急性覚醒剤中毒と発表した。野崎さんの体内から多量の覚醒剤成分が検出されたことも判明。県警は事件の可能性も視野に入れ、覚醒剤摂取の経緯を調べている。

  ◇  ◇

 捜査関係者によると、急性循環不全の疑いで詳しく調べた結果、急性覚醒剤中毒が死因と結論付けた。県警によると、死亡推定時刻は5月24日午後9時ごろ。約1時間半後、自宅2階の寝室で倒れている野崎さんを妻が発見した。目立った外傷はなかった。県警は外部から何者かが侵入した可能性は低いとみている。

 野崎さんは、体内から覚醒剤の成分が検出されたが、遺体に注射の痕はなかったことも判明している。外傷はなかったが、解剖で覚醒剤の成分が見つかった。死因は急性循環不全とされていた。県警は同26日以降、自宅や東京都内の家族の関係先を殺人容疑で捜索。関係者の尿検査も実施し、鑑定を進めている。

 野崎さんは田辺市で酒類販売業や不動産業を経営。自身の女性関係や半生を著した本を出版し、欧州のプレーボーイになぞらえて「紀州のドン・ファン」などと呼ばれ、テレビや週刊誌にも取り上げられた。

 妻とは50歳以上離れており、今年2月の結婚は話題に。5月上旬には飼い犬が死に「6月に音楽葬を開く」と知人らを招待していた。

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