いか八朗さん死去 愛された人柄…草なぎに「頑張って売れろよ」

「テルマエ・ロマエ」出演当時のいか八朗さん
いか八朗さんのイラスト(所属事務所提供)
いか八朗さん
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 映画「テルマエ・ロマエ」シリーズに入浴中の老人役で出演していた俳優のいか八朗(いか・はちろう=本名近藤角吾=こんどう・かくご)さんが28日午前10時3分、関東近郊の病院で老衰のため亡くなった。84歳。所属事務所「Eja9(いいじゃナイン)」の代表・山田大策氏(38)によると、いかさんは今年4月上旬に肺炎を患い入院していた。山田氏は5月22日にいかさんが病院を移る際に同行したが、会話はもうできなかった。家族はおらず、ひっそりと亡くなったという。

 昨年8月ごろに映画祭用の自主映画に出演したのが最後の仕事。当時は「まだまだやれるぞ」と話していたという。一般向けでは、今年の「沖縄国際映画祭」で上映された、女優の石橋静河、ブラックマヨネーズの小杉竜一らが出演する「空からの花火」が最後の作品となった。花火職人のおじいちゃん役だった。

 「テルマエ-」以外には、16年に「いい部屋ネット」のCMに出演し、桜井日奈子(21)や鈴木福(13)と共にダンスを披露。13年のフジテレビ系ドラマ「独身貴族」に出演した際には、主演の草なぎ剛(43)に「頑張って売れろよ」と語りかけ、現場で爆笑を誘ったこともあったという。「役者は売れなきゃ意味が無い」が口ぐせで、若い俳優の面倒見が良く、周囲からは愛された存在だった。

 通夜は6月2日、午後6時、お別れ会は同3日正午から、ともに東京都練馬区小竹町1-61-1の江古田斎場(唯心堂)で営まれる。喪主は山田氏が務める。

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