藤井聡太七段に関西囲碁将棋記者クラブ賞特別賞 「よい将棋が指せるよう精進」

 最年少棋士の藤井聡太七段(15)が25日、関西囲碁将棋記者クラブ賞の特別賞を受賞した。同日、大阪市内で行われた受賞式は学業優先のため欠席したが「よい将棋が指せるよう一層精進していきたい」とコメントを寄せた。

 藤井七段は先日、史上最年少での七段昇段を決めたばかり。昨年度は史上最多の29連勝を記録し、一般棋戦の最年少優勝も達成。勝率などの主要記録で年度4冠に輝いた。

 受賞はこれらが評価されたもので、藤井七段は「この度の受賞につきまして、心より感謝申し上げます」と謝意。「よい将棋が指せるよう一層精進していきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます」と、さらなる高みを目指す姿勢を示した。

 関西囲碁将棋記者クラブ賞は将棋部門で菅井竜也王位(26)が、囲碁部門では井山裕太七冠(28)が受賞。この日の受賞式で菅井王位は「このような素晴らしい賞が自分で良いのかという思いが強いです」とあいさつ。初タイトル獲得の実績での受賞となったが「防衛は簡単なことではないが、それに向けて頑張っていくしかない」と決意を語った。

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