夫婦コンビ「かりすま~ず」、夢は笑点出演&師匠と共演

 お笑いタレントの幹てつや(50)と、妻でモノマネタレントのあゆ(34)のコンビ「かりすま~ず」が、26日に東京・新宿バティオスで、初の単独ライブ「Bon Voyage~乗ってくれha-ha~」を開催する。2人がこのほど、デイリースポーツの取材に応じ、ライブへ向けての抱負などを語った。

 90年代後半、爆発的な人気を誇ったフジテレビ系「ボキャブラ天国」シリーズにレギュラー出演していた幹。単独ライブは幹にとっても、当時以来約20年ぶりだという。幹は「コンビを組んで、もう6年。2人でのネタもやっと完成してきたという思いもあるし、僕が今年で芸歴30年、あゆが10年なので、ここで勝負をかけたかった」と熱っぽく語った。

 根っからの芸人の幹と、ダンサー出身のあゆ。幹が「アフロtheゴールド」の名で日本テレビ系「エンタの神様」に出演した際、あゆがダンサーとして共演した。ほどなく交際を開始し、2014年に結婚した。

 幹はもともと漫才師としてコンビで活動し、常に漫才への思いを抱えながらピン芸人として過ごしてきた。「これからずっと一緒に過ごしていく相手とコンビを組んで、もう一回漫才をやりたかった」と、プロポーズと同時に「かりすま~ず」を結成。あゆは「私は引っ張ってもらってる立場ですが、幹さんは、お笑いについてはめちゃめちゃ厳しいですよ」と笑った。

 今回のライブでは、幹は歌手・矢沢永吉、あゆは歌手・浜崎あゆみのモノマネという“十八番”はもちろん、モノマネキャラを外した夫婦漫才や、即興コントも披露する。大阪出身で関西弁の幹との漫才を、茨城出身で標準語のあゆは「漫才の台本が全部関西弁で、変に混ざっちゃったりして…。間が本当に難しいんですよね」と苦笑い。幹は「普段の会話ではうまくできてるんで、その部分が出せれば」と話した。

 「ボキャブラ天国」から約20年、メディア露出がほぼなくなった時期もあった。幹は「完全に死んでるというか、消えてましたんで、もう戻れないかなという気持ちはあった」としつつ、「でも、とにかく諦められなかった」と心境を振り返った。

 さらに「『ボキャブラ』のファンの方がまだ応援して下さるし、当時のメンバーが司会している番組に呼んでくれたりする」と感謝の思いも。さらに、元ボキャブラメンバーの古坂大魔王(44)がプロデュースするピコ太郎が世界的ヒットを記録したことに「震えましたね…。諦めなければ、やっぱり出てくるんやと」と、強い刺激を受けて不遇の時期を耐えた。

 幹の現在の夢は2つある。まず1つめは「『笑点』に出たいんですよ。大喜利の前のネタコーナーでね。あれに出られるということは、全国を回れるということですから」。コンビとしての結果はまだ出せていないが、幹は「頑張って、彼女(あゆ)を連れて全国を回りたいんですよ」と意気軒昂だ。

 2つめは「自分たちのライブに、師匠に出てもらう」。幹の師匠は落語家の桂文枝(74)。「『30周年という形で銘打った時は、出たるからな』と言ってくださった。それにつなげるために、今回のライブを成功させて、もっと大きな会場で師匠を迎えたいんです」と言葉に力を込めた。

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