すぎやまこういち氏「ドラクエ序曲」で銀賞 オーケストラでの受賞喜ぶ
作曲家のすぎやまこういち氏(87)が23日、都内で行われた「2018年 JASRAC賞」の贈呈式に出席した。同賞は、前年度のJASRAC(日本音楽著作権協会)からの著作物使用料の分配額が多かった作品に贈られるもので、すぎやま氏が作曲した「ドラゴンクエスト序曲」は国内2位にあたる「銀賞」を受賞した。
昨年の銅賞(国内3位)に続く受賞となり、すぎやま氏は「どうもありがとうございます。去年は銅賞ですから、レベルアップしました。とてもうれしく思うのはオーケストラ音楽で受賞できたことです」と年齢を感じさせない若々しい声で感謝を述べた。
今年の「銅賞」には1977年に発売された「UFO」が入り、同賞が1982年に創設されてから、初の受賞となった。携帯電話・UQモバイルのCMに使われた効果てきめんで、式には作詞を担当し、2007年に亡くなっ阿久悠氏の息子・深田太郎氏が出席し「記念すべき日となりました。仏壇に手を合わせて“オヤジ、70年代に命をかけて作った歌は間違ってなかった”と伝えたい」と話した。