新潟小2女児殺害 小林容疑者殺害認める 2人に面識なし

 新潟市西区の市立小針小2年大桃珠生さん(7)が殺害され、自宅近くのJR越後線の線路に遺棄された事件で、新潟西署捜査本部は14日夜、死体遺棄と死体損壊の疑いで近所の会社員小林遼容疑者(23)を逮捕し、15日に送検した。容疑を認めている。捜査関係者によると、面識はなかったとみられ、殺害についても認める供述をしている。

 大桃さんの死因は窒息で、首に絞められたような痕があった。捜査本部は、下校中に連れ去り、首を絞めて殺害後、車で遺体を遺棄現場まで運んだとみており、殺人容疑でも取り調べる方針。

 小林容疑者は「車で女児にぶつかって事故を起こした。動揺して車に乗せた」と供述しているが、司法解剖で遺体に車による衝突の形跡はなかった。虚偽の説明の可能性もあり、捜査本部は慎重に裏付けを進めている。

 捜査本部は、事件のあった時間帯に現場付近を通った車両の絞り込みで小林容疑者を把握。車で女子中学生を連れ回した県青少年健全育成条例違反容疑で4月に同容疑者を書類送検していたことから、早い段階で関与の疑いが浮上したという。

 2人の自宅は100メートル余りのごく近い場所にあり、遺棄現場は小林容疑者の自宅から約70メートル。小林容疑者は電気工事士。勤務先の男性社長によると、事件のあった7日は無断欠勤し、それ以降は出勤していなかった。数日後に電話で話した際は普段より小さな声で「元気がない」と語っていたという。

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