東京都の小池百合子都知事は１１日、都庁で行われた定例会見で、２０年東京五輪のフラッグツアースペシャルアンバサダーを務めるＴＯＫＩＯについて、「都として、引き続き頑張って頂くことにします」と、アンバサダーを続行してもらうことを明言した。

　小池知事は、ＴＯＫＩＯについて「これまで、大会の機運調整には大きな役割を果たしてこられたＴＯＫＩですが、残念ながら今回の件、本当にひと言で言うと残念なことになってしまった」とコメント。そして事務所を契約解除となった山口達也氏と事務所側に対し、被害者とその家族へのケアを「誠心誠意続けていくことをまずはお願いしたい」とした。

　また事務所側からは、スペシャルアンバサダーについて「引き続き任務を与えて頂けるのなら、全力で頑張りたい」という申し出があったことも明かし「大会の機運調整へのこれまでの貢献に加えまして、今後も全力で盛り上げに貢献して頂けるという話でございましたので、これを受けまして組織委員会他、主催者の皆様とご相談した上で、都として引き続き頑張って頂くことにします」と語った。

　「フラッグツアー」とは五輪とパラリンピックの旗を全国各地で披露するもので、ＴＯＫＩＯはそのスペシャルアンバサダーだった。山口氏が事務所から契約解除を言い渡され、４人となったことから、今後について注目が集まっていた。