歌手の武田鉄矢が３０日、ＴＢＳ系の「ビビット」に出演。強制わいせつの容疑で書類送検されたＴＯＫＩＯの山口達也について「体を治して、戻って来てほしいですよね」と、率直な思いを口にした。

　一連の騒動について「いろいろありますけど…」と前置きした上で、自身の考えを述べた。ＴＯＫＩＯリーダー城島茂が今回の件で「僕は一番、山口が筋を通す男だと思っていたが、彼が一番筋を通していない」と語ったことを振り返り、「仲がいいですね。だから、あんなストレートに言えるんですね。『筋を通さない』なんていうのは３０年以上やったキャリアのグループ内でも言いにくいもの。それをスパッと城島君、リーダーが言えるというのは、普段やっぱりこのグループのメンバーが強く結ばれているか」と、うなずいた。

　「私なんかも７０手前ですが、ハイティーンの頃からやってきたグループなんですよ。海援隊っていうね。もちろん、小さな会場で歌うフォークシンガーなんですが」と、グループ活動をしてきたからこそ、今回の騒動で感じたＴＯＫＩＯの姿について言及した。

　無期限謹慎の処分が下され、再入院したことが明らかになった山口については「とにかく早く山口君、体を治してね、体を壊していたんだから、体を治して」とメッセージ。その上で「戻って来てほしいですよね。惜しいグループですよね」と、復活も期待した。

　これまでのＴＯＫＩＯの活動を振り返り、「ＴＯＫＩＯっていうグループは、ユニークなグループですから。田んぼでこんなにお客さんを引きつけるアイドルグループいませんよ。アイドルと言っていいかどうか分からないけど、本当に素晴らしい仕事をやってきているんだから。もったいない、もったいない」と、繰り返した。

　武田の言葉をＴＯＫＩＯの国分太一は神妙な面持ちで聞き入り、「ありがとうございます」と頭を下げた。