波瑠主演ドラマ 平井堅が主題歌 珍しく女性目線…台本読んで「感情に特化」
歌手・平井堅(46)の新曲「知らないんでしょ?」(発売未定)が、女優・波瑠(26)が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ「未解決の女 警視庁文書捜査官」(19日スタート。木曜、後9・00)の主題歌に起用されることが12日、分かった。平井がドラマ主題歌を担当するのは、1年ぶり16作目。台本を読んでから作詞作曲し、世界観に沿ったミディアムバラードに仕上げた。
昨年はシングル曲「ノンフィクション」のヒットで、6年ぶりにNHK紅白歌合戦へ返り咲いた。警視庁と所轄の戦いを描いたTBS系ドラマ「小さな巨人」の主題歌として話題を集めたことが年末の大舞台につながったが、同曲以来となる16作目のドラマ主題歌が決まった。くしくも2曲連続で“警察モノ”に歌声で力添えすることになった。
「未解決の女」は、波瑠と鈴木京香(49)が、警視庁捜査一課でコンビを組み、未解決事件に挑むドラマ。調書や手紙などに残された文字が鍵となり、真相究明につながっていく。
2月下旬にオファーを受けた平井は、台本を読んだことで一気にイメージが膨らみ、3月上旬に曲を完成させた。「ふんわりした曲は作りたくなくて、ドラマの中のどこかの感情に特化したモノにしようと試みた」と制作過程を説明。「罪を犯す人、暴く人、裁く人、運命次第で紙一重。われわれはある意味、胸の内の罪を未解決のまま、抱えたまま生きているのかもしれません」。ドラマにリンクする思いを新曲に込めた。
女性刑事の物語とあって、平井には珍しく女性目線の楽曲となった。ドラマ制作側からも「ミステリアスで切なく、そしてキャラクターをほうふつさせる素晴らしい歌を書き下ろしていただき、クライマックスでかけるのが楽しみでなりません」とベストマッチを喜ばれた。