藤井六段 早くも七段昇段の可能性 新たな金字塔を打ち立てるかも

 最年少棋士の藤井聡太六段(15)が5日、大阪市の関西将棋会館で行われた棋王戦予選2回戦で古森悠太四段(22)を145手で下し、同準決勝への進出を決めた。3月には中学校を卒業しており、“高校生棋士”としてのデビュー戦を白星で飾った。18年度最初の対局での勝利に「新年度で、なんとか白星スタートができて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 藤井六段は10日に行われる竜王戦5組ランキング戦で阿部光瑠六段(23)と対局する。昨期は6組で優勝し、今期は昇級して5組で対局しており、現在同組でベスト8に進出している。次局に勝利し、その次の準決勝でも勝利すると七段に昇段することになる。準決勝は、今月下旬から5月上旬に行われる予定で、高校生になって早々に、新たな金字塔を打ち立てる可能性もある。

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