アイドルグループ・ジャニーズＷＥＳＴの桐山照史（２８）が今井翼（３６）がメニエール病の治療に専念するため休演する音楽劇「マリウス」（６月８日～２６日、大阪松竹座）で代役となるマリウス役を務めることが４日、発表された。桐山が大阪市内で会見し、「出せる力を精一杯出したい」と決意を語った。

　桐山は、事務所の先輩の代役に「不安がいっぱいというのが正直なところ」と吐露。その上で、代役が決定してから今井と連絡を取ったと明かし、今井からは「キャストの皆さんが優しいので、僕のことは気にせずに桐山らしい『マリウス』を繰り広げて下さい」と激励されたと話した。

　同音楽劇は今回が再演。桐山は、今井の初演（１７年）を客席で観劇しており、「代役だからこれくらい、と思われたら嫌」「翼くんのファン、音楽劇『マリウス』のファンの皆さん、翼くんの気持ちを背負って、翼君が帰ってくるまで『マリウス』を守りたい」と決意を語った。

　また、脚本・演出を務める山田洋次監督は「『マリウス』の再演に彼（今井）がいないことは本当に残念。元気になったら必ず一緒に仕事をしたいと思っているので、１日も早い彼の回復を待っています」とし、「桐山さんと初めてご一緒しますが、新たな浪速の『マリウス』を作り上げていこうと思っています」とコメントを寄せた。

　今井は１４年１１月に発症したメニエール病が再発したため、３月２８日に都内の病院に入院。その後、所属事務所から当面の間今井が治療に専念することが発表され、「マリウス」も休演した。