新・ゴジラ 日比谷に上陸 沢口靖子「新たなシンボルに」 旧ゴジラはお引越し

新・ゴジラ像の前に並ぶ(左から)島谷能成・東宝社長、沢口靖子、浜辺美波、大田圭二・東宝チーフ・ゴジラ・オフィサー 
日比谷に登場した新・ゴジラ=東京・日比谷ゴジラスクエア(撮影・西岡正) 
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 映画「シン・ゴジラ」(2016年)をモデルにした新・ゴジラ像の除幕式が22日、東京・日比谷ゴジラスクエアで行われた。おなじみの雄たけびが鳴り響く中、全長約3メートル(台座0・5メートルを含む)のゴジラ像が“上陸”。出席した女優の沢口靖子(52)は「迫力があって、今にも動きそう」と笑顔。日比谷シャンテの開業30周年を迎え、リニューアルされた同所の象徴として、存在感を放つことになりそうだ。

 生まれ変わった日比谷に、ゴジラが姿を現した。除幕式には84年公開の「ゴジラ」でヒロイン役を演じた沢口と後輩の浜辺美波(17)が出席。圧巻の姿に、沢口は「本当に迫力があって、今にも動きそう。でも私は親しみを感じます」と瞳を輝かせた。

 54年に第1作の「ゴジラ」が公開されて以降、ヒットを続けてきた同シリーズ。通算29作目となった16年の「シン-」で、ついにシリーズ累計観客動員数が1億人を突破した。

 新・ゴジラ像は、興行収入82億円の大ヒットを記録した「シン-」に登場したゴジラを再現。重さ約1・3トンのブロンズ製。日比谷シャンテ前に整備された「日比谷ゴジラスクエア」に設置された。

 台座の中には第1作の「ゴジラ」を制作した関係者への敬意と感謝を込め、当時使用した絵コンテや決定稿を収納。さらに台座のプレートには、「シン-」での「人類は、ゴジラと共存していくしかない」というせりふも刻まれた。

 これまで同所にあり、外国人観光客にも親しまれた旧・ゴジラ像は、29日にオープンする新商業施設・東京ミッドタウン日比谷内にあるTOHOシネマズ日比谷へ移設される。周囲の雰囲気は一変したが、日比谷にゴジラ像があるのは変わりない。沢口は「この守り神ゴジラ像が、日比谷の新たなシンボルになること間違いないと思います」と、言葉に実感を込めた。

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