お笑いタレントで映画監督のビートたけし（７１）が、所属事務所である「オフィス北野」を退社し、独立することが１４日、分かった。オフィス北野関係者が、本紙の取材に対し、退社は「事実」と認めた。３月いっぱいで退社するという。

　退社後の所属先については、３年前にたけしが知人と設立した新会社「Ｔ．Ｎゴン」とみられており、事務所関係者は「そのようです」とコメントした。たけし軍団のメンバーなどオフィス北野に所属するタレントの今後については「今のところ、話せることはない」とした。

　オフィス北野関係者によると、たけしから「これまで背負ってきたものを、いったん下ろしたい。自分の時間を増やしたい」と申し出があったという。たけしはお笑いタレントとしてだけでなく、映画監督・北野武として多くの作品を発表。「ＨＡＮＡ－ＢＩ」は１９９７年のベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞した。オフィス北野はたけしの映画製作に関わってきたが、今後は未定という。