ＮＨＫは２１日、都内で、４月からの新年度キャスター会見を開催した。

　朝の情報番組「あさイチ」（総合、月～金曜、前８・１５）では、８年間司会を務めたＶ６・井ノ原快彦（４１）、有働由美子アナウンサー（４８）の卒業を受け、新たにお笑いコンビ「博多華丸・大吉」と近江友里恵アナウンサー（２９）が担当することを正式に発表。

　会見に３人はスケジュールの都合で欠席したが、局を通じコメントを発表。華丸は「大河は西郷どん、朝は博多、九州色の強い１年になりますが、全国の皆さんに喜んでいただけるように頑張ります。ちぇすとー！」と抱負。大吉は「井ノ原さん、有働さん、柳澤さんが作り上げられた番組の空気感を僕たちがどこまで引き継げるかわかりませんが、精いっぱいやらせていただきます。そのための第一歩として、先日大きな目覚まし時計を買いました」とユニークに意気込んだ。

　また有働アナからバトンと受け継ぐ近江アナは「想像もしていなかった朝の顔という大きなバトンを受け取ることになり、大変驚いています」と責任の重さを語った。共演の博多華丸・大吉とは２年前まで福岡放送局に勤務していたこともあり「共演できますことに、不思議なご縁を感じています」と言い「背伸びせず、お二人と息を合わせて、温かい番組を作っていきたい」と意気込んだ。

　新たな司会となる３人に、ＮＨＫの木田幸紀放送総局長は「今までの８年間が、あるシェフが作ってきた料理だとすると、ここからはまた違うシェフが、作る料理を味わっていただくことになる。り名前もコンセプトも変わらないですが、また新しい料理を朝からしっかり味あわせてくれる」と期待した。