R-1決勝に進んだ24歳OLの正体は…「にゃんこスター」アンゴラ村長の先輩

決勝進出を決めたカニササレアヤコ=東京・ニッショーホール(撮影・開出牧)
決勝のAブロックを選び抱負を語るカニササレ アヤコ(左から2人目)。左端はルシファー吉岡、(右から)おぐ、おいでやす小田=東京・ニッショーホール(撮影・開出牧)
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 ピン芸人ナンバー1を決める「R-1ぐらんぷり 2018」の準決勝が12日、都内で行われ、エンジニアとしてヒト型ロボット「Pepper」を手掛ける会社員のカニササレ アヤコ(24)が決勝進出を果たした。16年にもR-1に出場したが、1回戦敗退。2年ぶりとなった今回は、一気に決勝の舞台まで上り詰めた。

 中学3年の時、文化祭で友人と漫才を披露したのがきっかけでお笑いにハマった。神奈川の名門・湘南高校ではお笑い研究会を設立。早大文化構想学部に進学後は、お笑いサークル「お笑い工房 LUDO」に入った。その1年後、同じサークルに入ってきたのが、大ブレーク中のにゃんこスター・アンゴラ村長(23)だった。

 カニササレは在学中の2014~16年には芸能事務所「ワタナベエンターテインメント」に所属し、「なまちゃん」の芸名で活動。しかし「マネジャーがハマらなかった」と悩みを抱えていた。加えて、最初に入社した会社が副業禁止だったため、事務所を退所し、システムエンジニアとしての道を選んだ。

 16年にはフリーとしてR-1に出場したが1回戦で敗れ、お笑いへの情熱も失われつつあった。だが昨年、後輩のアンゴラ村長が大ブレークしたことも刺激となり、再びお笑いへの思いが募った。事務所退所後は「特にネタを作っていたりはしなかった」としながら、雅楽奏者にふんするネタが大ウケし、一気に決勝へ。「自分でもびっくりしています」と笑った。

 現在は副業に理解のある会社に転職しており、芸人としての活動も自由に。月収は「35万円」と明かし、「OLの皆さんの応援になれば。ボーナスが上がればいいなと思って一生懸命やりますので、ご指導ごべんたつのほどよろしくお願いします」と、OLらしい言葉遣いで笑いを誘った。

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