NHK会長、Jアラート誤報「弁解の余地がない」

 NHKが1日、都内の同局で定例の会長会見を行った。1月16日に発生したJアラート(全国瞬時警報システム)の誤報について、上田良一会長は「絶対にあってはならない誤りで、弁解の余地がないことは私も強く認識いたしております」と猛省した。

 「視聴者、国民の期待を裏切る事態を招いたことは深く反省しておりまして、再発防止に努めていきたい」とあらためて約束した上田会長。NHKは1月30日付けで報道局長を訓告、同局ニュース制作センター長とテレビニュース部長を厳重注意とする処分を発表しているが、直接ミスをした現場職員に処分はなかったが、この点について、「担当者レベルというよりも組織全体で受け止めるべきものだと考えました。同じようなミスを2度と起こさないためにも再発防止策に組織として取り組むよう指示をした次第です」と説明した。

 再発防止策に機器の改修、運用の改善、チェック体制の強化を考えているとした。具体的には、Jアラートを配信する機器と、それ以外のニュースを扱う機器を分けるようにシステム改修していることや、「ニュース速報を配信する際に、内容を確認する操作をもう一段加え、チェック体制の強化を図る」(上田会長)ことなどを挙げた。

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