宝塚出身女優・上月左知子さん死去、87歳 大河や特撮でも活躍「前日まで元気…」

 女優の上月左知子さんが24日、心不全のため亡くなったことが30日、発表された。87歳だった。上月さんは宝塚時代は上月あきらとして活躍、57年に退団してからは上月左知子として活動していた。通夜、告別式は家族葬で執り行うとし、後日、お別れの会を開催予定。

 上月さんは1930年10月9日兵庫県生まれ。49年に宝塚歌劇団に36期生として入団、上月あきらの名前で活躍し、「南の哀愁」で初舞台を踏む。1957年に退団すると、上月左知子として活動し、映画「陽暉楼」「瀬戸内少年野球団」「空海」などに出演。テレビドラマもNHK大河「春日局」や、「花嫁のれん」の第1シリーズなどにも出演していた。また特撮ファンには「流星人間ゾーン」や、「ミラーマン」の母親役などでも知られていた。

 上月さんの長女で、元タカラジェンヌの女優・嘉月絵理は29日に更新したブログで「朝電話しても出ないので家まで行ってみたら、亡くなっていました。前日まで元気だったんですが…。でもピンピンコロリが理想だったので良かったのではないかと思います」と気丈に亡くなった時の様子を明かし「天使のような母の笑顔を思い出して冥福を祈って頂ければと思います」とつづっていた。

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