人気アイドルグループ・ももいろクローバーＺが２１日、千葉県・幕張メッセでメンバー・有安杏果（２２）の卒業公演「新しい青空へ」を開催した。

　今年１０周年を迎えるももクロ。有安杏果の卒業後は４人体制で活動を続ける。ライブでは、有安の退場直後、おなじみの松崎しげる（６８）が登場し、グループ初の東京ドーム公演開催を発表した。２０１６年にドームツアーを開催しているが、名古屋、札幌、大阪、福岡、埼玉の５カ所だった。

　有安の日大芸術学部の先輩でもある松崎は「杏果～！！」と絶叫しながらステージに現れ、いつものように代表曲「愛のメモリー」を熱唱。同曲のメロディーに乗せ、「メモリアルにちょうどいい、会場を押さえたよ。５月２３日、結成日の６日後に向かえ東京ド～ムゥ～！！」と発表した。

　まだ涙を浮かべていた４人は、目元をぬぐいながら苦笑い。寂しさや喜び…短時間に感情がさまざまな感情を経験し、高城れには「いやぁ～、心がいっぱいだぁ」と天を仰いだ。

　百田夏菜子が「心の整理ができてない人もいると思いますが、一緒に歩んで下さいね」と呼びかけると、会場から大声援。ドーム公演と同じ５月２３日に初のベスト盤を発売することも発表した。

　メンバー４人の声は以下の通り。

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　百田夏菜子「本当は１０周年は５人で迎えたかったです。お互いが新しい道で見つけた夢をかなえていけるように、応援したいし、自分たちも頑張りたいなって思ってます。笑顔で新しい道に進んで下さい！！」

　佐々木彩夏「『ももクロを辞めてよかったな』と思えるくらい幸せな人生を送ってほしいと思うし、私たちは杏果に『あのときやめなきゃよかったな』と思ってもらえるくらい輝いていたいと思います」

　玉井詩織「自分にないものを持ってる杏果は、よきライバルみたいな存在でした。別々の道を歩いて行くけど、ここまで歩いてきた道はまぎれもない事実です。これまでのことも忘れないでほしいな、と思います」

　高城れに「５人で作ってきたももクロを私の支えにして、前を向いて行きたいと思います。もっともっと大きくなるから見守っていてください。卒業しても、この８年間が宝物だったらうれしいです」