歌手で俳優の武田鉄矢（６８）、アーティストのデーモン閣下（１０万５５）、サッカー元日本代表のラモス瑠偉氏（６０）という豪華な顔ぶれによる夢のＣＭ共演が実現した。

　１７００万ダウンロードを突破したスクウェア・エニックスのスマートフォン用タイトル「星のドラゴンクエスト」で、ゲーム内通貨「ジェム」がプレゼントされる「年末年始ギガ冒険キャンペーン」の新テレビＣＭ「勇者たちの忘年会」編が２６日から全国で放送される。引き続き、新年には「勇者たちの餅つき」編が放送される。

　「勇者たちの忘年会」編は「２０１７年の『星ドラ』ＣＭを彩った勇者たちが、もし忘年会をしていたら」がコンセプト。３人が一堂に会する場面は、それぞれのプレーヤーが一緒に冒険する「マルチプレイ」をイメージした。武田とラモス氏が「ジェムがもらえる」という情報をエサにバーの美人ママを口説いていると、後から入店してきたデーモン閣下がその情報に食いつく。閣下は勇者であるにもかかわらず、武田にモンスターと間違われてうろたえるが、すぐに打ち解け、大盛り上がりの忘年会を楽しむ。その特別映像もＷＥＢで公開される。

　ＣＭのテーマ「忘年会」について、武田は「日本人のセンスは不思議。多少何かがあっても、『よいお年を』…とキレイに別れることができる」、ラモス氏は「嫌なことをここに残して、新たな気持ちで過ごしたいんです」、閣下は「『忘』れる『年』の『会』だから」と指摘した。

　３人は今年１年を漢字一文字で表現。武田は「『黄』です。初めてお芝居をやったのが映画『幸せの黄色いハンカチ』で、今年やった『水戸黄門』も『黄』だった」、閣下は「吾輩は『在』。地球デビューしてから初めて１年間で２作品のアルバムを出し、いずれも存在性や存在感をテーマにしていた」と共に今年の仕事を回顧。ラモス氏は「『祈』です。（病気で）倒れた時、色々な国で祈りを捧げてくれたおかげで治るのが早まったと思う」と感慨深げだった。

　また、「勇者の餅つき」編では、杵（きね）を振るラモス氏の「かいしんのいちげき」で餅と臼が木っ端みじんに砕け散る。吹き飛ばされた武田が閣下に介抱されて意識を取り戻し、「僕はやられません！！」と力強いセリフで締めくくる。１月の続編も楽しみだ。