山崎貴氏、東京五輪演出「ALWAYS 三丁目の夕日」監督が開閉会式手掛ける

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は20日、都内で理事会を開き、大会のハイライトの一つとなる開会式と閉会式の演出を手掛ける「4式典総合プランニングチーム」を立ち上げ、メンバーに映画監督で「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズなどで知られる山崎貴氏(53)ら8人を選んだ。五輪とパラリンピックの開閉会式を一連の4部作と捉え、起承転結のストーリーを考える重要な役割を担う。

 チームは来年夏をめどに基本プランを取りまとめた上で、各式典の監督が選任される予定で、山崎氏も監督の有力候補となる。組織委は「4式典の一体化を図る上で、総合監督に代わる役割がこのチーム」と説明した。

 クリエーティブディレクターの佐々木宏氏や菅野薫氏、音楽家の椎名林檎、Perfumeの振り付けを手掛けるMIKIKOさんも入った。4人は「スーパーマリオブラザーズ」のマリオに扮(ふん)した安倍晋三首相が登場して話題となった昨年のリオ五輪閉会式のアトラクションに関わった企画・演出チームの一員だった。

 狂言師の野村萬斎も選ばれた。アニメ映画「君の名は。」の制作に携わった映画プロデューサーの川村元気氏、クリエーティブプロデューサーの栗栖良依さんも名を連ねた。

 中心的な立場を期待される山崎氏は「ALWAYS-」シリーズで戦後の東京を取り上げ、第3作では東京五輪が開催された64年を舞台に、人情味豊かな世界を描いた。デジタル合成技術を駆使し、高度な映像世界を生み出すVFX(視覚効果)の名手でもある。「永遠の0」などを手掛け、最新作「DESTINY 鎌倉ものがたり」が公開中。

 なお開閉会式の全体コンセプトは「平和」「共生」「復興」「未来」など8項目に決まった。

 夏季五輪開会式の演出は、映像の見せ方が重視される傾向が近年強まり、過去3大会は連続で映画監督が起用されている。

 08年北京大会で総監督を務めたのは映画「初恋のきた道」のチャン・イーモウ氏。北京市中心部の上空に、“巨人”の足形を模した花火が会場へ近づいていくように見える映像をテレビ向けに流した。当初はスティーブン・スピルバーグ氏が芸術顧問を務める予定だったが、中国の外交姿勢に不満を示して辞退した。

 12年ロンドン大会は「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル氏が演出。スパイ映画「007」の6代目ジェームズ・ボンドの俳優ダニエル・クレイグさんがエリザベス女王をエスコートする映像を会場で披露し、驚きと笑いを誘った。

 16年リオ大会の演出は「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス氏。会場の随所に、映像を張り合わせるように投影する「プロジェクションマッピング」技術をふんだんに使った。

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