元ＳＭＡＰの稲垣吾郎（４４）が１９日、都内で行われた荷物収納サービス「サマリーポケット」の発表会に出席した。元々、テレビ番組などではコメディータッチな役割も演じていたが、この日のイベントではそれ以上に積極的にボケたり、報道陣にツッコんだりと新境地をアピールしていた。

　収納サービスのイベントであることにちなんで、イベントでは１分間で箱に荷物をどれだけ詰められるか、というデモンストレーションが行われた。ここで稲垣が見せたのが多種多様なリアクションだった。

　この日は一般の観覧者はいなかったため「全国から私のファンを何百人呼んでるとかではないんですね」とぼやき、「よお～し頑張るぞー！１分しかない、急げ急げ！吾郎ちゃん頑張って！」とピエロ的に自分自身に声援を送る。さらに、女性関係者から声援が飛ぶと、「ありがとう！ちょっと黄色い声援ではなかったですけど」とツッコミまで入れた。終始、「なんか声援が足りないな～！」、「基本的にキャーキャー言われて輝くタイプなんで」と場の空気を和ませることに腐心し、サービスのＰＲキャラクターという任務を全うしようとしていた。

　今年は香取慎吾、草なぎ剛との３人でＡｂｅｍａＴＶの「７２時間ホンネテレビ」に出演し、来年４月にはオムニバス映画「クソ野郎と美しき世界」が公開される予定になっているが、新天地での活動は来年以降が重要になってくる。「一般の方のおうちとか、芸能人の方のおうちに訪問して片付けに行くというのはいかがですか」と、将来的に検討されているサマリーポケットのテレビＣＭプランも提案した稲垣は、「キャラにないことを頑張っていきたいと思います。まさに新しい地図です！」と従来のキャラを破っていくことをうかがわせた。