たけし&爆笑問題 まるで漫才番宣「裏紅白。カラオケ屋で殴り合いに…」

 ビートたけしと爆笑問題が18日、都内のTBSで、3人が出演する大みそか特番「KYOKUGEN2017」の取材会に出席した。フィギュアスケートの浅田真央さんをはじめとする多くのアスリートが出演し様々なチャレンジをするが、この日の取材会は番組内容そっちのけの際どい発言の応酬に。まるで世相漫才のようになってしまった。

 たけしが重鎮らしく、「6年もよくやったなあと。相変わらずメーンがボクシングになると思うけども、日本が軽量級が強いのがいっぱいで、強いのが出てよかったなと思ってます」と語り、爆笑問題・田中が「これはネタだろうというのが実現できたり、まったく思いもしない方向に着地するVTRとかいろいろあるので、すごく楽しめましたね」と解説したところまではよかったが、次第にヒートアップしていく。

 たけしが、「裏紅白」をやったら面白いと称して「飲みながらね。カラオケ屋で殴り合いになったり」と角界の問題を思い起こさせる発言をすると、すかさず田中は「リモコンで殴っちゃまずいですけど」と突っ込み。今年10月に出演したテレビ東京系「おはよう、たけしですみません。」でドタキャン騒動を起こしたことも、たけしは「テレ東の社長がこの間、すごいお礼言ってた。たけしさんのおかげで大々的に新聞にのって、ああいう番組があると気がついた人がいっぱいいるって、ありがとうございましたって」と悪びれずにネタにし、笑いを誘った。

 太田も負けじと、元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が出演するオムニバス映画「クソ野郎と美しき世界」(来年4月6日公開)の草なぎが出演するエピソードで監督を務めることに触れ、「大々的に発表したつもりなんですけど、どこのテレビ局も扱ってくれなかった」と際どい発言でニヤリとする場面もあった。

 メディアも多様化していて、AbemaTVでは「朝青龍を押し出したら1000万円」という企画も「KYOKUGEN」の裏番組で配信される。時事ネタを武器にする爆笑問題らしく、太田は「いろいろと漫才のネタにはさせてもらいました。『貴乃花親方を相撲協会から追い出したら1000万』って」と反応。田中も「誰もやらない。挑戦する人がいないっていう。八角親方ぐらいが1人で挑戦するかも」と乗っかっていた。

 裏番組と言えば、最も強大なライバルは当然、NHKの「紅白歌合戦」。総合司会を務めるウッチャンナンチャンの内村光良は先輩だが、爆笑問題がデビューしたころから同じ現場になることが多かった仲だという。田中は「そういった感じでいくと、ウッチャン、とうとう紅白の司会やるんだって感慨深いですね。よかったよかったという感じで」としみじみ。太田は「来年はこの3人で、ちょっと(紅白司会を)」と悪ノリすると、「KYOKUGENやってるんだよ。TBSで頑張ろうよ」と相方にたしなめられていた。

 たけしはたけしで、以前、志村けんと氷川きよしの応援で紅白に出演した際の裏話を披露した。2回リハやらされて、3秒長いからもう1回って言われた。おれ帰ろうかと思ったけど」と苦笑していた。

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