KinKi Kids 全編オーケストラ公演 剛の左耳突発性難聴を考慮

 今年7月にデビュー20周年を迎えた人気デュオ・KinKi Kidsが17日、自身の持つ史上最多記録を更新する20年連続となる東京ドーム公演を行った。左耳の突発性難聴から10月にライブ復帰した堂本剛(38)の体調を考慮し、ポップスでは同ドーム初となる全編オーケストラ公演を実現。事前にファンにペンライトなどの持参を控えるよう要望するジャニーズ初の試みで、5万7000人と特別な空間を分かち合った。

 20年連続で立つ東京ドームに、2人にとって初めての光景が広がった。2人はオーケストラ100人が奏でる音と穏やかな光に歌を乗せ、5万7000人に20年の感謝の思いを届けた。

 剛の体調を考慮した結果生まれた演出だった。ヘッドホンを着けてステージに立つ剛は、6月から突発性難聴で闘病。徐々に回復しているが、現在もバンドとの共演や激しいダンスは難しく、剛の「2人でドームに立ちたいと思ったときに、アコースティックとかでやってもらえるなら」との思いを、新たな形で実現した。

 普段と勝手が違うため相方の堂本光一(38)には「ごめんな」という気持ちが強いという剛だが、「君とやれてて本当によかったと気持ちを変換している」と相方への全幅の信頼を語る。光一も「全編オーケストラもわれわれだからできる形。KinKiの楽曲って素晴らしいんだなと再確認できた」と前向きにうなずいた。

 ライブでは来年1月24日に発売される39枚目のシングルで、作曲を光一、作詞を剛が手掛けた「Topaz Love」など、二十数曲を熱唱した。苦難を乗り越え20年連続で東京ドームに立てたことで、同所の単独アーティスト最多公演数を56に更新。初日の16日には同所の通算動員数も300万人を突破した。

 大みそかと元日の大阪公演も体調を見ながら行うことになるが、「光一君が許してくれる限り、KinKi Kidsはアップデートしながらやっていける」と剛。21年目以降も2人で走り続けることを誓っていた。

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