俳優の佐藤健（２８）と女優・土屋太鳳（２２）が１６日、都内でＷ主演した映画「８年越しの花嫁　奇跡の実話」の全国公開初日舞台あいさつを行い、土屋が佐藤から贈られたサプライズの手紙に声を詰まらせた。

　土屋は、１１月１８日にＴＡＭＡ映画賞の授賞式でも最優秀新進女優賞を獲得し号泣。１６年８月の主演映画「青空エール」の初日でも大粒の涙をこぼすなど、イベントの度に涙腺を緩ませる“涙姫”として知られるが、この日もこらえきれなかった。

　土屋はクリスマスをイメージした胸元と両肩が大きく開いた赤のミニワンピースで登場。「家でイルミネーションもりもりのクリスマスをやりたい。手作りのケーキも飾って」と元気いっぱいに話し、８段重ねのケーキで佐藤へファーストバイトも行った。ところが、土屋が締めのあいさつを終えると、佐藤が突然ジャケットから手紙を取り出し「太鳳へ」と呼びかけ、手紙を読み始めた。

　佐藤は土屋を真っ正面から見据え「４年越しで夫婦を演じることができて、心からうれしく思っています。『８年越しの花嫁－』は僕の宝物です」と感謝の言葉を贈った。それを聞いた土屋は「去年はすごくいろんな作品をやっていて、気持ちが追いつかなくて、辛い部分もあったんですけど、こんな素敵な物語で、（佐藤）健先輩と一緒に作品を作ることができることを励みに踏ん張っていた」と声を詰まらせ「この手紙を家宝にします」と佐藤に深々と一礼。会場から温かい拍手が送られた。