稲垣吾郎のラジオ無料誌に郵送依頼殺到4000部 5万部ほぼ配布完了

 文化放送が21日、都内の同局で定例の社長会見を開いた。元SMAPの稲垣吾郎が表紙とインタビューに登場した同局発行の月刊フリーペーパー「フクミミ」11月号について、通常の3万部から2万部多い5万部を刷ったが、配布をほぼ完了したと発表した。また、郵送での申し込みがこれまでは約300が最多だったというが、今回は約4000部の申し込みが殺到したと明かした。

 「フクミミ」11月号は10月30日から都営地下鉄の駅などで配布された。広報担当者は「(通常よりも)2万部多く刷ったんですが、ほぼ配り終わりました」と回答。郵送による配布も希望者が切手を同封した封書で文化放送に申し込むスタイルでとられており、「合計4000ぐらいのファンの方からの希望が届きました」と明かされた。

 過去の例では約300部が最も多い申し込みだったといい、今回は日本全国から依頼があったことも特徴だった。インターネット上でラジオ放送が聴ける「radiko」のエリアフリー、タイムフリーに番組が対応した時期とも重なり、地方からの「対応してくれてありがとうございます」との声も届いたという。

 内容面でもファンからの感謝の声が多かった。「フクミミ」での登場や、郵送による配布に対してのお礼のはがきが100通前後届いているといい、これは「過去はゼロです」(広報担当者)ということを考えれば異例の事態。同局の番組「編集長 稲垣吾郎」を担当している稲垣がインタビューで「この1年ぐらいは特に、この番組に寄せられたファンのみなさんの言葉にすごく助けられました」と語っているこの点について「稲垣さんの思っていたことが分かりました。ここが(ファンとの交流の)唯一の場所だと思っていたんですけど、稲垣さんもそう思っていたと分かって良かったです」という内容のものが中心だったという。

 郵送を含め、ほぼ配布は完了しているというが、どうしても欲しい、という人に対して担当者は「まずは問い合わせをしてみてほしい」としている。

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