朝ドラ100作目「夏空」、異例の早期発表になった理由とは…

 NHKは20日、2019年度前期のNHK連続テレビ小説が「夏空-なつぞら-」に決まり、女優の広瀬すず(19)がヒロインを務めることを都内で発表した。

 戦後の北海道・十勝から上京したヒロイン・奥原なつが、アニメーターを目指して成長していく物語。ヒロインのモデルが存在しないオリジナルで、脚本を2003年の「てるてる家族」以来の朝ドラとなる大森寿美男氏が担当する。

 6日前の今月14日には、18年度後期の連続テレビ小説が、インスタントラーメンなどを開発した日清食品の創業者・安藤百福(ももふく)氏の妻・仁子(まさこ)さんをモデルにした「まんぷく」になると発表されたばかり。「まんぷく」のヒロインはまだ明かされておらず、それを飛び越えてのヒロイン発表は極めて異例だ。

 制作統括の磯智明氏は「来年夏から北海道で撮影に入らなければいけないので、早く発表させてもらいました。撮影に入るのは、普段の朝ドラより3、4カ月早い。働き方改革で撮影期間を長くとるということもあって、前倒ししました」と説明。ヒロインの“飛び越え発表”は「記憶にない」という。

 今年の前期ドラマだった「ひよっこ」のヒロイン・有村架純が発表されたのは、前年6月末で放送の約9カ月前。放送中の「わろてんか」のヒロイン・葵わかなが発表されたのは今年3月で放送の約7カ月前。今回は放送の約1年5カ月前と、例年よりも極端に早い発表となった。

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